幾千幾夜の旅


誰も居ない午前二時の街 暗闇の中に煙草の煙

どうせどうせと うつむいて歩く
情けないと 嘆きながら

街はネオンに包まれ 怪しげな光を放つ
僕はまだ昨日のままの僕で おいていかれないように

泣いても嘆いても 泣き叫んでも
もう誰も居ない 来ない
見上げれば幾千もの星達が 僕のことを見てた

いつの間にか降り出した雨に 気付かず僕の肩は濡れる
一人でいいなんて 強がってばかり
寂しいだなんて 今更言えない

だから言っただろ 僕の中の悪魔が笑う
ふと時計に目をやれば 朝が来る 
もう夜が明ける

責めても悔やんでも 何も変わらない
僕が変わらなきゃ 動かない
見上げれば幾千もの星達が 僕のことを見てた

行こう 幾千幾夜の旅 一緒に 夜汽車に乗って

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